内容説明
新時代を切り開いた維新の英傑。横井小楠生誕200年記念出版。近年、小楠は文化人が選ぶ「維新・明治の夢の内閣」の“総理大臣”に選ばれたり、“世界のための「世話役」になる”という小楠の思想が日本の新戦略として新聞紙上を騒がせるまでになった。その小楠の民衆の視点からの「公」に徹した思想生育の歩みをはじめ、暗殺の原因追究や私生活までにわたる小楠理解のために今読むべき必読書。
目次
小楠と時習館
小楠の教育論
小楠の尊王攘夷思想
小楠と菊池氏
小楠と「後期水戸学」
小楠と「堯舜三代」
小楠の「洋学」理解
小楠の開国論
小楠の思想的訣別
小楠と士道忘却事件
小楠と春嶽・海舟
小楠と龍馬
小楠の公議政体論・「五ヵ条の誓文」の基盤
小楠と家族
小楠の「キリスト教」観
小楠の「実学」とは何か
著者等紹介
堤克彦[ツツミカツヒコ]
文学博士。1944年福岡県八女郡立花町生まれ。1967年同志社大学文学部文化学科卒(日本文化史・日本民俗学専攻)。熊本県立高等学校教諭(38年間)社会科。2006年熊本大学大学院博士課程修了、文学博士号取得。熊本県在住。現職:熊本大学非常勤講師、菊池市教育委員会社会教育指導員(菊池の歴史・近世古文書講座担当)、菊池女子高校講師、各種講座講師(熊本・菊池などの郷土史、論語・古文書など)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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