感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
180
目でみて耳できいて匂いをかいで手でさわって口にいれて。自然のなかで育ったサリーは、素晴らしい季節を感じている。春になるとクロッカスが咲くの。ほらここに。小鳥がたくさんやってきて目を合わせると歌ってくれるの。土の匂いがするでしょ。夏は草の上が気持ちいいのよ。小さな子ねこも大きくなってきたし。秋には赤い葉っぱが光って不思議なかたちの渡り鳥が飛んでいくの。みんなドングリを集めてるわ。冬は真っ白だけど晴れた夜空は一番美しいんだから。ほんとだよ。タシャ・チューダーの描く可愛い衣装と純真な瞳、やさしい色合いの世界へ。2023/01/29
みさどん
23
最新の復刊を読めた。歳を取って土いじりが好きになった私には、こんな生活が一番素敵だと心から思う。五感で季節の喜びを探すサリーはターシャと同じはず。こんな日々を送れている人はアメリカにも少しは残っているのだろうか。自然に目を向けて心安らかに暮らせたらいいなあ。2021/02/02
ochatomo
14
フルカラーの中型絵本 1966年渡米時に入手された末盛千枝子さんの訳 副題に“A Book About the Five Senses”とつけられているように、季節毎に視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感で描写し『きっといつも あなたが気がついてくれるのをまっています』 原題“First Delights” 元本1966年 初邦訳1993年 新装版として2000刊2019/10/25
遠い日
12
どの季節も美しい。どの季節にも特別な楽しみがある。サリーが五感で確かめる農場の四季が、やさしいことばで描かれる。タシャ・チューダー(ここでは、こう表記されている)の経験が、そのまま描かれているのだろう。変化する季節の動きが明確で、いつかどこかでわたしもまた経験したことのように思わされる。2014/08/21
え
11
(月がかわって)0、0、0に耐えかねてひとつ登録。ターシャ・テューダーの絵本。昨日職場のお年寄りと一緒に読んだ。目上の方に対しても「読み聞かせ」と言いますか?代読、になるのだろうか。まあ、一緒に読んだのだわ。2014/07/03