内容説明
いつも正装してきちんと舞台にならんでいる。オーケストラのメンバーたち。あの人たちはひとりひとりみんなどんな人なのが、どんなふうに仕度をして舞台に集まってくるのか、本書はその秘密をのぞかせてくれるたのしいケッサクな一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
81
「105にんのすてきなしごと 」とタイトルが微妙に違うけど、同じお話なのだろうか?気になる・・・。2014/03/16
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
68
金曜日の夜は、街のホールで音楽が奏でられる日。105人で構成されるオーケストラの楽団員は、準備に余念がありません。まずすることはお風呂で身体を清め、リラックスすること……。白と黒の衣装に身を包んだ演奏家たちが本番までの時間をどのように過ごしているのかをユーモラスかつ丁寧に描いた絵本。お風呂の場面が10ページ以上続いています。外国の新聞の挿絵のようなコミック風の絵が魅力的です。訳者の岩谷時子さんは『愛の賛歌』の訳詩を手がけた越路吹雪さんのマネージャー。今の版は『105人のすてきなしごと』に改題されています。2015/04/25
パフちゃん@かのん変更
64
演奏会の日の楽団員は・・・。まずはお風呂に入って綺麗に洗って、下着をつけて・・・。とてもくわしく時系列に沿って描かれていて、興味深いです。そのお風呂から服装の準備までにかなりのページ数を費やしているのが面白い。そしていよいよ演奏会となり、「楽譜を シンフォニーに かえるために ここへ きたのです。」とか「シンフォニーを うつくしく うつくしく 演奏するのが みんなのしごとなのです。」という言葉が冴えています。2015/10/25
Willie the Wildcat
32
同じ目的を共有する仲間。個々人、各々の人生の一定の時間を共有。ふっと今の職場を思う。Asis Pacificの全ての国々はもちろん、全大陸の同僚との仕事してる・・・。日々楽しいこともあれば、嫌な思いをすることもある。プロジェクトを完了すれば全てが良い思い出・・・。感謝。絵は、USのコミック調。1つにまとまる流れが秀悦。少し仕事で心が滅入ったときなどに、振り返ることがある一冊。2013/10/20
昼夜
32
音楽は音の集合体でその音を出してるのは楽器だと思いがちで特にオーケストラはその印象が強いからその裏側が楽しい。出来れば出勤だけじゃなく練習風景も見たかったな。2011/05/18