ロシア社会思想史〈下〉―インテリゲンツィヤによる個人主義のための闘い

個数:

ロシア社会思想史〈下〉―インテリゲンツィヤによる個人主義のための闘い

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 582p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784915730986
  • NDC分類 309.023
  • Cコード C0022

内容説明

この世で最も高きもの、「人間人格」の解放をめざす個人主義のための闘いは、内面と外面、倫理面と社会面の二つの戦線で進められる。倫理的個人主義を高唱したのはトルストイとドストエフスキー、社会学的個人主義を論証したのはミハイローフスキー。ロシア・インテリゲンツィヤは、「大なる社会性」と「絶対なる個人主義」の結合というロシア社会主義の尊い遺訓を、次世代の者に託す。本邦初めての完全翻訳。

目次

七〇年代
ラヴローフ
ミハイローフスキー
トルストイとドストエフスキー
ナロード主義の危機―ズラトヴラーツキーとグレープ・ウスペーンスキー
社会的小市民主義時代
九〇年代
チェーホフ
ゴーリキー
「理想主義的個人主義」「デカダン主義」から「シンボリズム」へ
二〇世紀の門口にて

著者等紹介

佐野努[サノツトム]
1937年東京都生まれ、1993年没。早稲田大学大学院露文科博士課程修了。慶應義塾大学文学部教授。ロシア・ソヴィエト文学、ロシア思想史専攻

佐野洋子[サノヨウコ]
1973年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専攻修士課程修了、博士課程満期退学。慶應義塾大学他非常勤講師。ロシア口承文芸、19世紀ロシア文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

4
ロシア・インテリゲンチャの天敵は小市民。といっても一つの階級でない。貴族でも知識人でも農民でも小市民的たりうる。ロマン主義の気高いものへの欲求も、リアリズムの現実を見つめる勇気ももたない事なかれ主義、事大主義の徒で、ハイデガーの頽落した現存在、オルテガの大衆など、思想史に繰り返し描かれる悪役である。自らがインテリゲンチャの一員である著者は、小市民主義に対する闘いとしてのその歴史を描くことで、様々な作家・思想家の同一性を規定した。革新対保守ではなく、思想対無思想の対立軸である。この対立がどこまで妥当するか。2019/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6635063
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品