感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mit
7
ルドルフ・ヒルファディングはオーストリアのユダヤ人医師、経済学者で、マルクス「資本論」の後継たるべく「金融資本論」を著し、第一次世界大戦後のワイマール共和国では独立社会民主党の理論的支柱、政治家として活躍したものの、政治状況が不安定なまま、政権を取ったナチスに追われ、ドイツ軍占領下のパリでゲシュタポの監獄で獄死した。反ボルシェビズムの民主政治家であり、共産圏の崩壊後はもはや顧みられなくなった。最近の金融資本主義経済の問題によりマルクスが一般読者にリバイバルしている今、彼の理論や思想を見直してみてはどうか。2014/08/30
-
- 和書
- 超約 ドイツの歴史