内容説明
極東の小国日本が大国ロシアに勝利するために採った外交手段のひとつ“外国新聞操縦”。現在では使われなくなったこの用語の内実に迫り、世界中の日本の在外公館で行われた広報外交の実相に迫る。
目次
第1部 日本の対露開戦と在外公館(欧米主要六カ国に駐在する各公使への広報訓令;日本の先制攻撃を激しく非難したロシアの対外宣伝に反駁)
第2部 世界の各地域における日本の在外公館(ヨーロッパの主要5カ国;ヨーロッパの中堅諸国;北米大陸とラテン・アメリカ地域;アジア地域と大洋州圏)
著者等紹介
松村正義[マツムラマサヨシ]
1928年、福井県生。東京大学法学部卒。外務省と国際交流基金に勤務。米国コロンビア大学・東アジア研究所客員研究員。帝京大学教授(国際文化学科長)。日本大学国際関係学部非常勤講師。日露戦争研究会会長。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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