ロシア宗教思想史

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784915730375
  • NDC分類 162.38
  • Cコード C1022

内容説明

ロシア正教一千年の歴史のなかで伝統として蓄積され、今なおその底流に生き続けている思想とはなにか。ビザンチン、ヨーロッパ、ロシアの豊富な原資料を渉猟し、それらと対話することで、ロシアの思想の本質に迫る―。

目次

序 ロシア哲学の基層としての宗教思想
第1章 根茎―十一世紀から十六世紀まで(三位一体および受肉のドグマの展開;修道のかたちに見られるロシア宗教思想のダイナミズム)
第2章 アンチノミイ―十七世紀(十七世紀ロシアの宗教思想をどのようにとらえるか;ロシアとヨーロッパ;信仰と理性)
第3章 変と不変―十八世紀(十八世紀ロシアの宗教思想をどのようにとらえるか;十七世紀の継承とその断絶;カエサルの国と神の国)

著者等紹介

御子柴道夫[ミコシバミチオ]
1946年長野県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士課程(露文学)修了。現在、千葉大学教授
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感想・レビュー

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工藤 杳

3
うーん圧巻。御子柴さんは研究の分野・その能力と情熱もすごいのだけれど、文章がとてもわかりやすいのでソロヴィヨフ選集なんかもしっかり読めばしっかり読めてしまう(没入系の文章)。ロシア思想通史の1冊目はこれで決まり。/コスミズム的な発想は脈々と正統の東方キリスト教のなかで育まれてきたのかもしれない。/オイコノミヤ(神の計画にそった救済の営為、p.62、イラリオン)からエコノミーへ、遠い道を私たちは来たものだ。2016/10/25

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