内容説明
80387プロセッサは、初期の8087、次の80287のプロセッサに比較して大幅な改良が加えられているが、もっとも普及しているOS、MS‐DOS下の通常のコンパイラやアセンブラは、8087を基準としてオブジェクトコードを生成するので、80387の長所が少しも活かされていない。そこで本書では、マイクロソフトCコンパイラのアセンブラソース生成オプション付きコンパイル機能と便利なマクロアセンブラの機能を応用して、80387の能力を引き出すマクロを公開し、それを応用したマイクロソフトCコンパイラ用の高速な関数ルーチンの作成方法を中心に解説した。さらに各種の科学計算ルーチンのソースと実行結果例も公開し、他に、80387の前命令と制御情報ワードの図解を付録として掲載した。
目次
第1章 MS‐Cによるマクロアセンブラソースの生成と80387コントロール命令
第2章 MS‐C用80387向け高速科学関数サブルーチンとマクロの作成
第3章 高速計算のためのオプティマイズマクロの作成
第4章 マクロを応用した高速実用サブルーチン
第5章 BCD変換機能を応用した数値文字変換プログラム
付録 80387命令セットと制御ワード