内容説明
19世紀後半、突然の熱病のように台頭し、現在にいたるまでいかがわしいスキャンダル臭を漂わす性科学こそが、西欧の知的水脈の正統な継承者である。退廃への防衛を体現しつつ、防衛の不可能性をも露呈することで、「性的退廃」はひとつの歴史的必然となる。
目次
第1章 政治経済学の崩壊
第2章 性科学の登場
第3章 進化と退化
第4章 民主化と退廃
第5章 性と歴史
第6章 社会と性科学
第7章 全体主義の解体
エピローグ 歴史的視覚からみた「反‐性革命」
19世紀後半、突然の熱病のように台頭し、現在にいたるまでいかがわしいスキャンダル臭を漂わす性科学こそが、西欧の知的水脈の正統な継承者である。退廃への防衛を体現しつつ、防衛の不可能性をも露呈することで、「性的退廃」はひとつの歴史的必然となる。
第1章 政治経済学の崩壊
第2章 性科学の登場
第3章 進化と退化
第4章 民主化と退廃
第5章 性と歴史
第6章 社会と性科学
第7章 全体主義の解体
エピローグ 歴史的視覚からみた「反‐性革命」