内容説明
栄光か破滅か。天才政治家・ゴルバチョフの権謀の軌跡と、ペレストロイカの核心に迫る―。訪ソ歴四十数回に及ぶ著者渾身のレポート。
目次
1 ソ連邦の命運(危機に立つペレストロイカ;ペレストロイカから欧州安保への道;急進改革派のリーダー G.H.ポポフ氏に聞く;大統領報道官 セルゲイ・グリゴリエフ氏に聞く;問い直されるソ連とのつきあい方)
2 ペレストロイカの軌跡(ゴルバチョフの闘いとその限界;この修羅場でゴルバチョフはなぜ自信をつけたのか;ドイツ統一がEC統合に与える微妙な影響;東欧の親日国・ブルガリアが日本に期待するもの;借金国・ポーランド経済に浮揚の兆し;西側は、潜在的なチェコの工業力を引き出せ;東欧の先進国ハンガリーの実験;陽気さと活力を取り戻したルーマニア新事情;チトーの遺産の新たなる発展を図るユーゴの実験;〓小平が描く“アジア安保”構想;土地の売買ビジネスまで認める?中国;シベリア開発でソ連に急接近する韓国;香港問題で見せた英国資本撤退の上手さ;ジンギス汗神話復活で意気あがるモンゴル国民)
3 改革の嵐吹く東欧新事情(ソ連・東欧の戦後が始まった;“第九の合唱”が鳴り響くドイツ;バルカンの旅は未知との遭遇;“ドナウの真珠”は輝きを増すか;“プラハの春”から22年;ワルシャワの秋)
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