内容説明
従来までの食の指導は、栄養素の過不足の問題が研究の対象となっていた。しかし現在の我が国の実状から食をみるとき、食べ方が重要視されなければならない。特に食べ方、すなわち「食文化」「食生態」「食物史」「食生活史」などは重要であるにもかかわらず、どの分野からも関連性をもった研究がなされていなかった。本書には、今まで見落されがちな食文化の面を取り上げ、栄養士の専門性を育てるにはどのような考え方が必要であるかを述べた。
目次
第1章 食生活の概念
第2章 食生活史
第3章 食の文化と食の科学
第4章 食行動と食習慣
第5章 食生活と健康
第6章 食の未来展望
第7章 食の専門職としての栄養士