内容説明
人はだれも愛される権利がある。アフリカ沖の9条の碑からコスタリカまで憲法を活かす世界の人々の姿を熱く語る。ほか『シッコ』『白バラの祈り』2編を収録。
目次
第1章 活憲の時代―コスタリカから9条へ(世界一周の旅から―憲法を活かす世界の人々;9・11後のアメリカ;平和と空気を輸出するコスタリカ ほか)
第2章 戦後責任をどう果たすか―『白バラの祈り』より(ドイツ:ナチスの時代と現在;1980年代のチリを取材して)
第3章 どんな社会を目指すのか―『シッコ』より(交通事故に遭っても救急車に乗るな!;公的な健康保険制度もないアメリカ;戦争には金の糸目はつけないが、国民を助けるためには金をださない ほか)
かんそう 講演を聞いて
活憲の時代―あとがきにかえて
著者等紹介
伊藤千尋[イトウチヒロ]
1949年山口県生まれ。大学時代の71年にキューバで砂糖キビ刈り国際ボランティアに参加。73年東大法学部卒業、東大「ジプシー」調査探検隊長として東欧を現地調査。74年に朝日新聞入社。東京本社外報部など経て84年サンパウロ支局長。88年週刊誌「アエラ」創刊編集部員。91年バルセロナ支局長。2001年ロサンゼルス支局長。現在、「be」編集部員。ほかに「コスタリカ平和の会」共同代表を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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