内容説明
尊王攘夷から倒幕への転機となり、明治維新のきっかけとなった禁門の変。その渦中で、自らの志とは異なる役割を担わされて、非業の死に追いやられた長州宇部支藩主福原越後。さらには、戦火の中から主君を救出しようと知恵をめぐらせ、みごとに成し遂げた宇部農兵たちの活躍を生き生きとした筆致で描く新感覚歴史小説。
著者等紹介
江口功一郎[エグチコウイチロウ]
大正15年7月生まれ。長崎市深堀町出身。旧制宇部工専卒。山口県配炭公団職員、長崎県教員、松下電器社員などを経て自家営業。「直線同人会」・「新直線同人会」に所属して執筆活動を続けてきたが、76歳で生涯を閉じた
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