内容説明
自然の生態系への理解に基づく循環立体農法を提唱し、伝統農法を活かした無農薬栽培法、農業養鶏法に基づく天地農場を主宰する久門太郎兵衛氏の百姓人生80年の記録。賀川豊彦、杉山元治郎、藤田菊次郎、ビル・モリソンら農業指導者たちとの交わりと思い出を通して、農法と自然への畏敬の念を伝える帰農者へのメッセージ。21世紀を迎える今、オーガニックに生きるとはどういうことか、あらためて伝統農法実践者の「有機農法」に耳を傾ける人々に贈る。
目次
第1章 野良仕事(自然循環農法;立体農業 ほか)
第2章 むらづきあいと人づくり(出会いを通して;運命の鎖 ほか)
第3章 日本一の百姓(広い世界へ;自立の場―天地農場という世界 ほか)
第4章 太郎兵衛さんの祈り(かぼちゃの花;百姓は芸術 ほか)