内容説明
フランス19世紀の文豪エミール・ゾラは『居酒屋』や『ジェルミナール』など20巻からなる『ルーゴン・マッカール叢書』を執筆するかたわら、「ドレフェス事件」が起こると、真実と正義のために敢然と立ち上がった。あまり知られていないゾラの人間像と不朽の名作がここに鮮やかに照射される。
目次
1 作家研究(青春のゾラ―その『書簡集』を中心に;英国亡命期のゾラ―その『書簡集』を中心に;ゾラとマダムゾラ)
2 作品研究(初期作品考;『居酒屋』に描かれた「宿命」の道;『ジェルミナール』をめぐって;『大地』をめぐって;ゾラの作品に描かれた「水」のテーマ ほか)
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