有島武郎小論―付有島武郎編・安子夫人遺稿集『松むし』(全)

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  • サイズ 20判/ページ数 175p
  • 商品コード 9784915442728
  • NDC分類 913.6

内容説明

妻・安子の闘病生活と死。その作品への投影を、武郎によって編まれた安子遺稿集から考察。さらに「或る女」「惜しみなく愛は奪う」「宣言一つ」論を収める。

目次

1 安子夫人遺稿集『松むし』の考察(『松むし』に関する小稿;『松むし』と『或る女』に関する小稿)
2 安子と武郎短歌の考察(『松むし』所収短歌の分析と考察;有島武郎の短歌について―書簡中の作品を中心に)
3 『或る女』の考察(葉子の「暗い力」;葉子と「なつかしさ」―本能的生活 二元化から一元化へ)
4 『惜しみなく愛は奪う』と『宣言一つ』の考察(「本能的生活」についての小稿『惜しみなく愛は奪う』から;『宣言一つ』に関する小稿)
付 有島武郎編・安子夫人遺稿集『松むし』(全)

著者等紹介

片山礼子[カタヤマレイコ]
1951年、北海道に生まれる。北海道教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。現在、旭川大学・北海道大学非常勤講師。日本近代文学会・北海道教育大学旭川実践教育学会・有島武郎研究会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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