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渦動と空明―日本近代文学管見

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  • サイズ 46判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784915442360
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

宮沢賢治、漱石、芥川、三島、心霊、幻想…。日本近代文学の流れの中に立ち現れた大小の渦、水面に映る影の諸相を、深い読みと資料の精査により考察する。

目次

1 宮沢賢治をめぐって(宮沢賢治と「心象」―心象という言葉・再説;詩篇「二 空明と傷痍」に関する覚書;詩篇「三七四 河原坊(山脚の黎明)」について
山猫と風―書評を読んで
宮沢賢治と“農”―農業技術者の側面)
2 日本近代文学管見(明治の熊本と夏目漱石―教員生活の側面;「仕方ない」考―日本近代文学の一面;芥川龍之介における匂いの問題;三島由紀夫論の諸相―伊豆利彦の場合)
3 幻想と反照(心霊写真小説の発生―日本近代文学裏面;明治の怪談会と水野葉舟「北国の人」;明治の熊本と怪談;心霊写真はおもしろい)
補論 同じ道の両側を歩くこと―小津安二郎「晩春」とW.ヴェンダース「パリ、テキサス」

著者等紹介

奥山文幸[オクヤマフミユキ]
1955年、北海道生まれ。横浜市立大学文理学部卒業、横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程(国文学専修)修了。神奈川県立高校勤務を経て、熊本学園大学教授。著書『宮沢賢治『春と修羅』論―言語と映像』(双文社出版、1997。第8回宮沢賢治賞奨励賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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