宇宙戦艦ヤマトの時代と思想

井上 静【著】

世論時報社（1997/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 207p／高さ 19cm
• 商品コード 9784915340406
• NDC分類 778.77
• Cコード C0095

内容説明

「宇宙戦艦ヤマト」はＳＦアニメだ。二十三世紀の未来の話であり、その舞台は宇宙空間だ。全くの虚構の世界であり、現実の社会とは何ら関係ない。しかし、と言うべきか、だから、と言うべきか、この作品が、かつて社会現象と言う程の騒ぎを起こし、多くの若者達を熱狂させたのである。このアニメのどこに、そんな力があったのだろう。あるいは、その当時の社会に何かがあったのだろうか。本書は、そんな視点から、出来る限りの検証をする。

目次

「宇宙戦艦ヤマト」第一作
ＳＦブーム
「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」
「宇宙戦艦ヤマト２」
「宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち」
「ヤマトよ永遠に」
「宇宙戦艦ヤマト３」
「宇宙戦艦ヤマト完結編」
ヤマト以降
オウム真理教と宇宙戦艦ヤマト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[愛希穂]

宇宙戦艦ヤマトが社会現象を起こし、若者達がなぜあれほど熱狂したのかにいて、当時がどういう時代であったかを考えながら、ヤマトのそれぞれの話について検証している。 ヤマトについて何を思い、望むかは人それぞれで、この本に書かれている事が正解というわけではないけれど、こういう視点があったのかと知ることができた。 完結篇が第一作の原点に帰る傑作であると書いていることにはびっくりしたと同時に嬉しか…（ブクレコからインポート、全文はコメントに掲載されています）

2018/02/24