内容説明
呪われたダニッチを流れる川にかかる古い橋の怖ろしい秘密を描いた「恐怖の巣食う橋」。不老不死の研究から生まれた戦慄の怪物を描く物語「生きながらえるもの」。アーカムの北、ビリントンの森にある閉ざされた塔。そこに秘められた太古の謎をと怖るべき旧支配者ヨグ=ソトース復活の企てをめぐる闘いとその恐怖を記録した長編「暗黒の儀式」。ラヴクラフト&ダーレスによるクトゥルー神話3編を収録。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
81
本作に登場するヨグ=ソトースは旧支配者の3柱の1つ。元はアブ・ホースの頭脳であった(よって現在のアブ・ホースは脳がないので、脳足りんの神…、違った。白痴の神と呼ばれる)。アブ・ホースの頭脳であるヨグ=ソトースは、旧神によって閉じ込められた旧支配者たちを復活させようと暗躍する。次元空間を超越している存在なので、過去、現在、未来に起こる全ての事象を記憶している。いわば生体コンピューターであり、アカシャ年代記みたいな存在だ。ただし全ての時間、全ての空間に存在するがゆえに、逆に1箇所に留まることが出来ない。2015/02/20
KSM
4
ヨグ=ソトースの描写が印象的。それだけ。2020/09/26
ユーキー・ノウェイン
4
本書はラブクラフトが結構書き進めていた未完成の原稿の為、ラブクラフトの文体が結構残っており癖があるが面白い。 恐怖の元としては、川と橋は日本の怪談や恐怖小説にも出てきており実に興味深い。有名な吸血鬼は川を渡れないというのは、川というのは境界線上の境目であるため、その境目の別の人間と場所~というのは西洋でもある話なのだろう。 またダーレスは外作品などでも、屋内から見る窓を通した夜独特の深遠なる世界の恐怖表現を好んでおり、昼と夜の世界でも明るく出来る屋内と夜の外は我々にとっても異世界と感じるのであろう。2012/10/26
いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
4
**注)ホラー**クトゥルーネタの小説読解の為に6巻目読了。"暗黒の儀式"が一押しですが"恐怖の巣食う橋"も興味深いです。それはある"橋"に魔物が封印されているという設定なのですが、陰陽術師、安倍晴明も同様に京都の一条戻り橋に"式神"を置いていた伝承があります。"橋"は日本も西洋も、「こちら側」と「あちら側」の中間地帯、言わば"曖昧な領域"と考えられていたんだなと妙に感心しました。日本、西洋のファンタジーの意外な共通点や、ホラーからラブコメまで出ているクトゥルーの読解にご関心のある方にお勧めします。2012/02/02
May
3
クトゥルフ関連読了8作目。恐怖の巣食う橋、生きながらえるもの、暗黒の儀式収録。暗黒の儀式を読んだという記録が見つけられなかったが、読了ということで。1989/04/01




