目次
第1幕 駆けぬけた六八年(1968というメッセージ;六〇年、楽しかったデモ ほか)
第2幕 喪失からの出発(藤本敏夫との結婚;六九年、突然の崩壊 ほか)
第3幕 今の時代につなぐもの―現役学生との対話(ブント的なものから新しいネットワークへ;日本の学生がデモをしない理由 ほか)
第4幕 「ひとり寝の子守唄」から「1968」へ―上野千鶴子との対談(キャバレーで童謡を唄った夜;日本的なるもの ほか)
著者等紹介
加藤登紀子[カトウトキコ]
1965年東大在学中に第2回日本アマチュアシャンソンコンクールに優勝し、歌手デビュー。「ひとり寝の子守唄」、「知床旅情」、「百万本のバラ」などヒット曲多数。FUJI ROCK FESTIVALや、ap bank fes’07にも出演。女優としては『居酒屋兆治』(1983年)に出演。宮崎駿監督のアニメ映画『紅の豚』(1992年)では声優出演している。2000年にUNEP(国連環境計画)親善大使に就任。アジア、オセアニア各地を訪問、地球環境の現状を視察(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かっぱ
11
1968年がいかに激動の1年だったかが分かる。学生運動に身を投じた著者ならなおさらのことだろう。1971年生まれとしては、運動が崩壊し始める1969年の前年に語られた夢がどれ程に現実的な形を持っていたものなのかは知る由もないが、若者達の力がひとつになって大きなうねりを形成していた稀有な時代だったということは伝わった。2013/10/06
Tsuchi(TSUCHITANI.K)
0
あのころのこと、まっただ中にいた人の視点からの解説ということで、面白い。2013/03/31
みちのうえ
0
加藤登紀子さんというフィルターを通してとても分かりやすく1968が入ってくる対談集。これほどあの時代を客観的にで全体的に表現できる方は少ないと思います。2012/10/25
星辺気楽
0
加藤さんがこれほど学生運動にのめりこんでいたとは知りませんでした。脱帽です。2018/06/19