内容説明
皇軍一兵士の「中国戦線」記。戦争の実態を克明に綴る。一般住民への「掃蕩」という虐殺、「徴発」という名の略奪、女性への凌辱、捕虜の「処分」、民家への放火など模範的皇軍兵士として戦いつつも思い悩む苦悩が赤裸々に。
目次
第1巻 昭和十二年、北支へ出征。南京攻撃のため大連通過まで
第2巻 南京攻撃のため揚子江着より南京戦後、北支へ移動のため大連着まで
第3巻 昭和十三年、大連発、北支警備討伐より徐州戦へ出発まで
第4巻 徐州戦への参戦から開封駐屯まで
第5巻 昭和十三年八月、開封出発より霍山到着まで