内容説明
北朝鮮による拉致問題は日本だけの問題ではない。韓国やレバノン、マレーシアなど14カ国もの外国人が拉致された可能性が高く、世界的な規模の人権問題である。この問題を、米国の外交政策に影響力を持つ、ワシントンに本部を置く人権団体「北朝鮮人権委員会」が包括的にまとめた報告書。
目次
序章 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による外国人の拉致
第1章 北朝鮮の罠にはめられた外国人
第2章 北朝鮮に自発的に入り、拉致された外国人
第3章 拉致被害者の北朝鮮における扱い
第4章 北朝鮮は拉致被害者をどのように利用したのか
第5章 拉致を実行した組織
第6章 あとに残された家族も犠牲者 愛する者の理由なき失踪
第7章 北朝鮮による拉致事件の法的問題
第8章 結論と提言
著者等紹介
ダウンズ,チャック[ダウンズ,チャック][Downs,Chuck]
元国防総省アジア太平洋局の交渉問題専門家。「アメリカンエンタープライズ研究所」(AEI)の上級研究員、米議会共和党政策委員会顧問を経て、米国・北朝鮮人権委員会・元国防省対北朝鮮交渉首席担当官。朝鮮半島専門家として活躍中
鈴木伸幸[スズキノブユキ]
1964年、東京生まれ。横浜国大卒業後、共同通信社入社。国際局海外部などに勤務。同社退社後、モービル奨学生として米コロンビア大院へ留学。帰国後、東京新聞(中日新聞東京本社)入社
植田剛彦[ウエダタカヒコ]
ジャーナリスト。1945年、山梨県甲府市生まれ。報知新聞社、国際ニュース『ニューストラック・ジャパン』編集長などを歴任後、執筆活動に入る
ギルバート,ケント[ギルバート,ケント][Gilbert,Kent]
タレントとして、テレビ、ラジオ、映画等で活躍。講演、イベント活動。カリフォルニア州弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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