出版社内容情報
南アフリカ共和国のヨハネスバーグの白人が経営する商店で働くミュリエルは、現実社会に、そして差別に目覚め、自らの生き方を見つけていく。南アフリカ初のアフリカ人女性作家の自伝的小説。
内容説明
この作品は、利息の高いローンで家具、ラジオ、電気器具、ストーブなどをアフリカ人に売りつける白人経営の小売店で事務員として働くアフリカ人女性ミュリエルの視点を通して語られる。アパルトヘイトの国南アフリカ共和国の都市に生きるごく普通の人びとの物語であり、南アフリカ版「OL物語」ともいえる、あるいは世界のあちこちで働く女たちの物語でもある。