内容説明
(少年たちの)ショッキングな事件は、特異ではあるが、決して一般の子どもたちと無縁な世界の出来事ではない。子供たちに今、何が起きているのか、どうすれば「生きる力」を育むことができるのか。何がそれを阻んでいるのか。取材班は、時代がもっともよく反映される「事件」の現場に入り、その「理由(わけ)」を探ることから、取材をスタートさせた。
目次
事件の理由(ブラックヒーローの影―金づち殴打事件;授業中に「人の命は5円」と―バット殺人事件;「もっと悪くなる前に捕まりたかった」―父とナイフ;ナイフ携え“放浪”―優等生の重圧 ほか)
記者の目(親たちの本音のなかに手がかりが;受けとめてくれるだれかの大切さ;行為と心の「矛盾」にも思いをよせて;間に合えば、「生きる力」は育めると知った)