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内容説明
これがホロコーストの真実。殺戮と迫害の中を生きたユダヤ人の悲しみと闘争の記録。
目次
歴史の霧の中から
故郷エイシスキ―一九二五年‐三九年
殺戮の始まり―一九三九年九月‐四一年九月
ラドンのゲットー生活―一九四一年九月‐四二年五月
放浪の日々―一九四二年六月‐十月
初めての殺人―一九四二年十月‐十二月
森へ―一九四三年一月‐七月
ユダヤ・パルチザン闘士―一九四三年七月‐十月
悲しみの森―一九四三年十月
パルチザンへの復帰―一九四四年四月‐六月〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
4
戦間期にポーランドに占領されたリトアニア領出身のユダヤ人が、少年時代に経験した第二次大戦の回想録。差別もありながらも穏やかに暮らしていた暮らしも、1941年6月のドイツ軍の侵入で一変。ユダヤ人は強制労働に就かされ、気まぐれに処刑され、ゲットーに収容される。そしてドイツ軍以外にも、強烈な反ユダヤ感情を持つリトアニア人とポーランド人の迫害も又厳しく、家族を次々と殺された。特に、父と妹を目の前でポーランド人ゲリラに殺されるくだりは怨念と痛恨が噴き出す。その後、復讐のためにソ連軍のパルチザンに入ったのも当然か2016/05/21