出版社内容情報
《内容》 臨床医を始めとした第一線の医療従事者にとって大きな関心事であるMRSA院内感染対策に、単純明快に回答を与えるマニュアル書。 《目次》 第1章 MRSAってなに?1. 定義:MRSAとは2. なぜMRSAが病院で長期間問題となるのか?3. MRSAと MSSA:どっちが恐い?4. どのような患者が保菌から感染に移行しやすいか第2章 MRSA検査法1. 定期検査とモニタリングの重要性2. MRSA検査法の概要3. 検体の採取・保存法による結果の違い4. 検査の時期、回数と除菌期間5. MRSA陰性結果は信頼できるか?6. 感受性試験結果の解釈第3章 保菌と感染1. 保菌部位2. 医療従事者の保菌率と保菌者検索の必要性の有無3. 感染経路:こうしてうつる4. 保菌と感染の鑑別5. 保菌か感染かの鑑別が困難な場合第4章 隔離と隔離解除1. 保菌者に対する隔離対応(隔離基準)について2. MRSA隔離解除基準について第5章 有効な消毒薬と消毒法1. 手指消毒法2. 医療スタッフの清潔保持について3. 肌着、衣類、リネン類の消毒について4. 環境消毒法5. 食器、食器トレイの消毒方法6. 大型寝具類(スプリングマット・布団・毛布など)の殺菌・消毒法7. 粘着マットの使用と靴のはきかえは有効か?8. 環境消毒がなぜ徹底されないのか?第6章 MRSAに使えない抗菌薬と使える抗菌薬1. 単剤としては使えない抗菌薬:β-ラクタム薬2. 使える抗菌薬3. 併用療法4. 噴霧とネブライザーの効果5. 効く軟膏第7章 MRSAの除菌1. MRSA colonization に対する対策第8章 MRSA感染症治療1. 保菌か感染かの鑑別が困難な場合の対応2. 肺炎治療3. 重篤なMRSA感染症治療に関するアドバイス第9章 院内感染対策の組織づくりとその運営
目次
第1章 MRSAってなに?
第2章 MRSA検査法
第3章 保菌と感染
第4章 隔離と隔離解除
第5章 有効な消毒薬と消毒法
第6章 MRSAに使えない抗菌薬と使える抗菌薬
第7章 MRSAの除菌
第8章 MRSA感染症治療
第9章 院内感染対策の組織づくりとその運営