- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(日本)
内容説明
一九七〇年より三四年間、一貫して文楽の「制作」を担った著者による唯一無二の論考と記録。日本の演劇に関する仕事の一つ、「制作」。文楽や歌舞伎といった伝統演劇におけるその業務は広範にわたり、公演の企画立案・進行・実施を主とし、さらに宣伝・観客動員までにも関わる。外部から容易にはアクセスできない文楽の世界で、制作業務の中からとらえられた様々な事実と考察。現在、そして未来における文楽及び伝統芸能のあり方を知り、考える上で欠かせない一書。
目次
第一部 人形浄瑠璃の現在地(文楽の現状と展望―制作の側から;文楽における首の造形と表現―試論;地方人形座の継承と活性化―香川県・讃岐源之丞座を例に)
第二部 現代における伝承―演者への聞き取り調査から(文楽の義太夫節における稽古と伝承;演奏の時間、伝承の時間―義太夫節演者の時間感覚;文楽における隠語の現在)
第三部 舞台芸術としての成熟と展開―制作者の視座から(『平家女護島』鬼界が島の近世的性格―近松門左衛門の人と作品;人形浄瑠璃における屋台の成立;『壺坂霊験記』の成立と演出―活人形の影響について;四ツ橋文楽座の開場―松竹による近代的経営の実現と演者対策)
第四部 文楽の技芸員に聞く(義太夫節の伝承および稽古;人形の役作りと首割り;吉田文雀;人名録)
著者等紹介
後藤静夫[ゴトウシズオ]
1946年静岡県生まれ。京都大学文学部史学科卒業。1970年より財団法人文楽協会に制作として勤務。その後も一貫して制作として国立劇場、文楽劇場に勤務。2004年より京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター教授。2014年京都市立芸術大学名誉教授。2023年大阪市市民表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



