生成AIという新しいパートナー―根本から変わった、あなたの「書く」と「考える」

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生成AIという新しいパートナー―根本から変わった、あなたの「書く」と「考える」

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  • サイズ B40判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784911492048
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0030

出版社内容情報

生成AIは、単なる高性能な検索エンジンでも、便利な文章作成ツールでもない。それは、我々自身の知性のあり方を映し出し、その輪郭を明瞭に示し、「人間とは何か」という、哲学が古来問い続けてきた根源的な問いを、今までにない切実さをもって私たちに突きつける、巨大な「鏡」なのである。
本書は、この新しい鏡と、三人の人文分野の探求者が、それぞれの現場でいかに向き合い、格闘し、そして対話したのかを記録した知的な冒険の書である。
AIを、単に「使う」べき道具としてではなく、共に「遊ぶ」べき対話相手として、さらには「デジタル空間における知の巨人、ソクラテス」として捉え直す。その戯れと対話の先に、何が見えてくるのか。本書は、そのスリリングな思考のプロセスそのものを、読者と共有しようとする試みである。


【目次】

はじめに

序章  対談「知性の未来、遊びの精神」(島田裕巳×斎藤哲也) 
第Ⅰ篇 AI時代の知的生産術
第1章 私というメディアの進化―ワープロからAIまで(島田裕巳) 

第2章 作家の仕事はこう変わる(島田裕巳) 

第3章 ライターは生成AIをどのように活用しているのか(斎藤哲也) 
第Ⅱ篇 AIと戯れる―人文知の新たな地平

第4章 知的遊戯のすすめ―AIとの戯れ(島田裕巳/斎藤哲也) 
序 なぜ今、AIと「遊ぶ」のか
第1節 知のシミュレーターとの対話―架空の対談と文学の書き換え 
?賢者の召喚――ソクラテスはイーロン・マスクをどう問うか
?文豪の憑依――『走れメロス』を芥川と村上春樹、フォークナーが書き直すなら
?批評のシミュレーション―柄谷行人はAI文学をどう読むか
第2節 孤独な快楽から思考のデュエットへ―音楽と趣味の世界 
?架空の音楽鑑賞会―キング・クリムゾンとベートーヴェンを聴く
?オーディオの仮想試聴―耳を持たない評論家
第3節 NotebookLMという巨大な遊戯場 
?耳で聞く批評と議論 / 
?スライド作成の快楽
?「知の攪拌機」としてのNotebookLM
結語 遊びの精神が拓く、人間とAIの共進化

第5章 宗教学的対話とデジタルのソクラテス(島田裕巳) 
序 新たな対話の時代の到来
第1節 中立性と客観性の鏡としてのAI―宗教学的視点から 
?人間的対話の隘路―結論ありきの問答 / 
?感情なき対話者の誕生
?宗教学者の理想像としてのAI 
第2節 思考の外部に立つパートナー―哲学的視点から 
?あらゆる思想の外部へ
?倫理の淵を覗き込む
?デジタル・ソフィストとの対峙
第3節 共同制作と創造性の地平 
?創造性の新たな源泉
?対話の果てにある自己発見
結語 謙虚さと警戒心をもって 
第Ⅲ篇 AIの根源へ――いつもそこにライプニッツがいた

終章 ライプニッツの夢、あるいはAIの未来(黒崎政男) 
序  なぜ今、ライプニッツなのか? 
第1節 デジタル革命の深層―すべてを0と1にする思考 
第2節 300年早い予見者、ライプニッツ 
第3節 偶然か、必然か―スピノザとの対決 
第4節 決定論的カオス―予測不可能な必然 
第5節 ライプニッツの偶然論―世界の深淵に触れる 
第6節 生成AIは「知性」か?―機械が言葉を生む仕組み 
第7節 ライプニッツの夢―普遍記号論と生成AI 
結語  人間とは何か―知性の砦が揺らぐ時代に

あとがき

内容説明

ベストセラー宗教学者・島田裕巳(『0(ゼロ)葬』)とカリスマ編集者・斎藤哲也(『哲学史入門』)、そして哲学とコンピュータ・テクノロジーが結合した社会をいち早く予見したカント哲学者・黒崎政男(『哲学者はアンドロイドの夢を見たか―人工知能の哲学』)、三人三様の語りの行きつく先は、AI脅威論、お金儲けに役立つマニュアルの書には留まらない。AIと真に共生してゆく道へといざなう導きの書。

目次

対談「知性の未来、遊びの精神」(島田裕巳×斎藤哲也)
第1篇 AI時代の知的生産術(私というメディアの進化―ワープロからAIまで;作家の仕事はこう変わる;ライターは生成AIをどのように活用しているのか)
第2篇 AIと戯れる―人文知の新たな地平(知的遊戯のすすめ―AIとの戯れ;宗教学的対話とデジタルのソクラテス)
第3篇 AIの根源へ―いつもそこにライプニッツがいた(ライプニッツの夢、あるいはAIの未来)

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年生まれ。宗教学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任

斎藤哲也[サイトウテツヤ]
1971年生。人文ライター・編集者。東京大学文学部哲学科卒業。人文思想系を中心に、多くの書籍の編集・構成・執筆を担当する

黒崎政男[クロサキマサオ]
1954年生。哲学者。東京女子大学名誉教授。東京大学大学院哲学専攻博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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colocolokenta

7
宗教学者、人文ライター、哲学者が各人のAI利用方法を語る本。AIを話し相手に利用し、仕事でも頻繁に利用するうち、人間存在に危機感を覚え、この本に何か”救い”のようなものがないかと手にしたが、なんてことはない、AIの脅威の前に立ちすくむ老学者たちの繰り言だった。宗教とか哲学がテーマで、なんとなく高尚な感じがするが、今や深いことを知らずともそれらの関連単語を放り込むという誰にでもできる質問と答えを並べているだけ。このままではAIによって人類が新しい思考を得る可能性すら失われる危機感はそこにはなかった。2026/07/17

鴨長石

3
AIについて、宗教学者・人文ライター・哲学者が時に交わりつつ自分なりの見解を示す。島田の「極めて有能で、時に魅力的で、そして常に警戒すべきソフィスト」というAI評は扱い方の指針としてわかりやすい。個人的にはAIによるくだらない画像生成などをやや冷ややかに見ていたのだが、本書では遊びの中にこそ人間の知性や創造性を刺激する可能性があると言い、遊戯的な使い方を推奨している。また,ライプニッツが「考えるとは計算すること」というAIの本質まで掴んでいたというのは驚異的で、千年に一人の天才とも称されるのも納得だ。2026/08/04

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