出版社内容情報
執筆者=西山雄二、渡名喜庸哲、長坂真澄、関?聡、松葉祥一、渡辺惟央、アンドレ・ネエル、郷原佳以、馬場智一、鵜飼哲、アブデルケビール・ハティビ、廣瀬純、マクシム・ロダンソン、イシェム・ベン・ヤイーシュ、磯直樹、須納瀬淳、大嶋えり子、森野咲、エティエンヌ・バリバール、ジャコブ・ロゴザンスキー、早尾貴紀
訳者=澤田直、黒木秀房、佐藤嘉幸、桐谷慧
フランスの思想家・作家が第二次世界大戦後から今日に至るまで、イスラエル/パレスチナの歴史的・政治的な状況や問題に対していかに応答してきたのか、という論点から構成。
第Ⅰ部では「思想家たちの各論」と題して、第二次世界大戦から二一世紀初頭までの各思想家・作家のイスラエル/パレスチナとの関わりをめぐる文章を収録。扱われるのは、サルトル、メルロ=ポンティ、カミュ、ネエル、リクール、ブランショ、レヴィナス、ハティビ、ドゥルーズ、デリダ。
第Ⅱ部「二〇〇〇年以後の時評」は、二一世紀のイスラエル/パレスチナ問題に関する時評を収録。マクシム・ロダンソン(イスラム研究で有名なフランスの社会学者)、ピエール・ブルデュー、グレゴワール・シャマユー、ハンナ・アーレントらが参照され、大嶋えり子
と森野咲が植民地主義や反ユダヤ主義に関する論考を寄稿。また、現役のフランスの哲学者であるエティエンヌ・バリバールとジャコブ・ロゴザンスキーの各氏の原稿の翻訳を収録。それに加えて、ユダヤ人国家思想の研究者・早尾貴紀による応答を収録。
【目次】
序文=西山雄二・渡名喜庸哲・長坂真澄
第Ⅰ部 思想家たちの各論
サルトルとイスラエル/パレスチナ――消え去る知識人(関大聡)
メルロ=ポンティとイスラエル/パレスチナ(松葉祥一)
カミュとイスラエル/パレスチナ――作家の言葉とその受容をめぐって(渡辺惟央)
イスラエルについての省察(アンドレ・ネエル/長坂真澄訳)
本質と偶有性――アンドレ・ネエルとポール・リクールの対話が残す問い(長坂真澄)
ブランショとイスラエル/パレスチナ問題――「私たちはみなドイツ系ユダヤ人」の罠(郷原佳以)
レヴィナスのシオニズム(馬場智一)
アブデルケビール・ハティビのイスラエル/パレスチナ論――一九七〇年代アラブ人知識人の一視点(鵜飼哲)
反ユダヤ主義とシオニズムを越えて( アブデルケビール・ハティビ/澤田 直訳
ドゥルーズとパレスチナ (廣瀬純)
ジャック・デリダとイスラエル/パレスチナ――「ひとつ以上のユダヤ性」からの政治参加 (西山雄二)
第Ⅱ部「二〇〇〇年以降の時評」
マクシム・ロダンソンとの対話 (イシェム・ベン・ヤイーシュ/黒木 秀房訳)
ピエール・ブルデューとイスラエル/パレスチナ問題(磯直樹)
ジェノサイドが「倫理化」するとき――グレゴワール・シャマユー (渡名喜庸哲)
「アラブユダヤ人」から見たイスラエル――ソフィー・ベッシによるアーレント批判について(須納瀬淳)
「アルジェリアは勝利した。パレスチナも勝利するだろう。」(大嶋えり子)
反ユダヤ主義とその道具化に抗って(森野咲)
ガザで進行中のジェノサイドと、イスラエルとパレスチナに関わるその帰結をめぐる覚書(エティエンヌ・バリバール/佐藤 嘉幸訳)
誰が私たちを赦すだろうか(ジャコブ・ロゴザンスキー/桐谷 慧訳)
〈ガザ〉の前でフランス思想に何ができるか (早尾貴紀)
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