感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
135
子どもの頃は、現実では難しいことも挑戦したいと希望を抱くもの。すべてを叶えることはできないけど、本に触れてみるとその頁に記された物語から想像が膨らんでいく。誘われるままに読み進めていけば、見える景色は果てしなく広がり、未来への懸け橋になるのかもしれない。命懸けの体験も安全なままに、戻れない過去を歩き、未来を夢見ることもできる。私も読書をするようになって、少年のように多くの希望を積み重ねることができるようになれて、本当に良かったと思う。人生が彩り豊かになり、数多の物語の引き出しがこれからを支えてくれるから。2025/05/18
もちこ
21
空を飛ぶことを夢見るルーカスは、本を読めばどこへでも行けることを知る。 本の世界に夢中になって入り込んでいくルーカスの気持ちが、すごくよく分かる! どんどん本を積み上げて、誰の声も聞こえないくらい高い場所にいってしまう。 でも最後には、「ママとはなそう!」と、ママの腕の中に飛び込んでいくところがかわいい!2025/05/27
ふじ
13
本読みに目覚めた少年をファンタジックに描いた絵本。所々に名作オマージュがあるのも本好きには嬉しい。こんなに引っかかりなくストレートに本の虫になる子ってどれくらいいるのかな?#NetGalley2025/05/22
えつ
11
空をとびたいルーカス。ある日、ママに空をとぶ方法はほかにもあると1冊の本を渡されて、そこからは夢中になって読書をした。どんどん積み上がっていく本たち。その分、ルーカスの中に世界が広がっていき、ママの言っていたことに気づく。最後、ママのところに行くルーカスが可愛くて可愛くてなんか泣きそうになった…!笑 NetGalleyにて。2025/07/17
遠い日
6
スペイン発。 本を読むことで広がる可能性の全てがここにありました。 ママが導いてくれた本への世界をルーカスは「飛ぶこと」を求めることから足を踏み入れ、次第に本そのものの世界に没頭していくようになる。その姿にわたしは自分の読書の遍歴を重ねていました。 このママがすてきだったのは、決して答えや反応を急がなかったこと。ルーカスが自分で気づくまで、好きなだけ本を読ませてあげたこと。 本の世界ではどこへでも時と空間さえ超えて飛んで行ける。だから、本を読むことをわたしもやめられない。本ってやっぱりすばらしい!2025/07/02