感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
143
紅白の帽子にお洒落なブーツを履いている印象的なキノコカエルの絵本は、生きづらい社会との付き合い方を教えてくれる。オークランドの芸術家、メイベル・イークエイの絵は、眺めているだけで幸福感が増していく。原書は"The Little Frog's Guide to Self-Care"ことばって気持ちを伝えることができるけど伝わるって難しくて、自分の気持ちもわからなくて、ずっともやもやしていたりする。砂時計を見つめたり、野原の白い花を数えたりして、わたしの時間を大切にしてね。そんなやさしいことばがあふれている。2025/04/06
遠い日
5
やさしいことばで日常を生きる極意を伝えてくれるキノコカエル。大きなおめめは、物事をよく見るために。優雅な脚線美の足は軽やかに日々を飛ぶために。そして、その足にいろいろなすてきな靴を履いているのは、このキノコカエルのこだわり。それだけでキノコカエルが自分の好きなことを大切にしていることがわかります。つらい日も好きな靴を履くことで心を鼓舞したり、慰めたりしているのでしょう。もちろん心楽しい日には好きな靴は、背筋が伸びるアイテムとなりうるでしょう。けろりと生きる。いいですねえ!たくさん元気をチャージできました!2025/05/05