- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 日本文学
- > SF小説 アンソロジー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うさぎや
8
「不完全なQたち」「デレッキ」「ヒナタとアメンコ」「夜会」「時はその背に」がよかった。2026/01/28
moon-shot
4
このご当地SFシリーズ、意外に前衛的な作品が多数掲載されていて感心するのですが本編もそう。十勝平野が空に飛び上がって国際宇宙ステーションになったくらいで驚いてはいけない。訓子府町にある小さな温泉はあらゆる元素を形作る粒子のスープでできていて、対消滅させると宇宙が滅ぶ。走ってる馬の幾頭かは実はタイムマシンだし、函館の夜は長命族と暗殺者の壮絶な闘いが繰り広げられてるし、熊の中にはにせくまが居て球体になったり時々人間になったりしてるけど、そんなことはみんな北海道では常識さ。るるぶより楽しい魅力満載の北海道紹介。2026/06/24
りんご
1
??2026/09/08
アヴィ
1
地域SFアンソロジーの北海道編。だが北海道は広いので、地域を微妙に分散しないと北海道らしさに欠けてしまう。その点ではうまく割り振られている。自分にとってはホームである道東を舞台にした三篇が印象的。北網の訓子府、釧根の釧路、十勝の帯広が舞台となりその地域の特性や歴史まで踏まえた作品になっている。自走式で自己増殖するという、究極のロボット形態のソーラーパネルが登場する近未来の釧路の街が、逆に衰退の翳りが見え始めていた昭和後期の釧路の風景と重なり、SF文学の面白さを強く感じる。2026/05/18
ハッカうどん
0
一癖も二癖もある作品が集った北海道SFアンソロジー。この本自体が北海道そのもののように見える広くて大きい多面的な作品集。北海道は現代日本に最後に加えられた土地のひとつだ。開拓史はそのまま排除と融和の歴史でもある。足跡の入り乱れる土地柄を反映してか、多重の意味がそのまま転がるような作品が多く、面白く読んだ。『あなたは特産品です。広まってください』『不完全なQたち』『時はその背に』が特にお気に入り。日本文学とかアメリカ文学とか、作品が大きな言葉で括られがちな昨今、こういう御当地アンソロジーをもっと読みたい。2026/08/15




