内容説明
救いをくれたのは仏様よりもフェミニズムだった。20年の沈黙を破る当事者エッセイ!
目次
1章 私が「お寺のおくさん」になるまで(Before寺;「結婚」が始まる;二人の、ではなく寺の結婚式 ほか)
2章 「私」に帰る(モヤモヤの正体;家のふりをした宗教組織;私が失っていたもの ほか)
3章 フェミニズムが教えてくれたこと(ジェンダーギャップ指数なるものを知ってしまった;フェミニズムと私;答え合わせ ほか)
特別対談 仏教界のジェンダー平等とお寺のこれから 西永亜紀子×森山りんこ
著者等紹介
森山りんこ[モリヤマリンコ]
20代で僧侶の夫と結婚しお寺で暮らすようになる。お寺にも仏教にも無縁なところから「お寺のおくさん」になるべく20年近く奮闘する中で、仏教界での女性の立場に違和感を持つように。ブログやミニコミ誌への執筆を通じてモヤモヤを言語化し、少しずつ社会に発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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寺嫁という言葉への違和感 結婚による「女性の役割」の発動 社会の男女不平等や女性差別への気づき 寺族になることへの強烈な違和感 寺に着られているような作務衣 僧侶の添え物になる感覚 寺と家庭の境目がない生活 「私なのに私じゃない」感覚 構造の問題だった居心地の悪さ 支配が垣間見える寺の仕組み 天皇制を支えた明治民法の家制度 僧侶の妻が受ける安名親授式 男性の視点による寺族規定 「梵妻」というパワーワード グリーフケア講座での喪失感の自覚 女性に当てがわれた「あるべき姿」 「お寺の奥さん」という幻想の役割2025/05/16