内容説明
自衛隊の米軍下請け化が急速に進んでいる。不戦を掲げた憲法と、アメリカの軍事戦略に組み込まれる現状とが、もはや相互に接することのないほどにかけ離れてしまった。この乖離をどこから修復するのか。自衛隊の実態をつぶさに知る防衛省担当記者の取材秘録。
目次
第1章 派遣前夜―自衛隊イラク活動の現実
第2章 イラク空輸違憲判決の真相
第3章 違憲判決をないことにする政府
第4章 憲法無視に踏み込む安倍政治
第5章 台湾をめぐる米中の思惑と日本の現状
第6章 仮想「台湾有事」を避けるために
インタビュー
資料 名古屋高裁、イラク空輸訴訟の判決文
著者等紹介
半田滋[ハンダシゲル]
1955年生まれ。防衛ジャーナリスト、獨協大学非常勤講師。元東京新聞論説兼編集委員。元法政大学兼任講師。元海上保安庁政策アドバイザー。1992年より防衛庁(省)取材を担当。2007年、東京新聞・中日新聞連載の「新防人考」で第13回平和・協同ジャーナリスト基金賞(大賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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