内容説明
発達障がいがあっても、人はそれぞれの発達段階において性に目覚め恋愛ができます。人を好きになるのは自然で素敵なこと。愛する人とのセックスを求める本能や、恋する気持ちを否定しない、そして性感染症や予期せぬ妊娠などのリスクを回避し、見守るという支援があることを知ってほしい。この本では、私たち相談支援専門員がこれまで実際に行ってきた支援の経験をもとに、発達障がいのある人の性の支援をする際に大切なことをお伝えします。
目次
発達障がいってなに?
Case 01 恋愛の相手を求めるのは自然なこと 有効なのは個別の性教育 瀬川浩介さん(25才)
Case 02 発達がゆっくりでも 成長すれば人は誰でも恋をします 高山健斗さん(25才)
身だしなみと整容について
発達障がいがあっても好きな人と恋愛をするために
Case 03 セフレでも友達になることが大事?引き換えになるリスクを知って 柏原沙羅さん(20才)
子どもの性行動に適切に対応する
Case 04 繰り返される性的搾取の陰にある 満たされない愛着の問題 川崎由加里さん(30才)
Case 05 DV被害を受けても貢ぎ続ける 対等な関係を築きにくい恋愛の危険 串本美優さん(27才)
発達障がいと自己肯定感
愛着障がいと発達障がい
Case 06 発達障がいがある2人の結婚 周囲の見守り隊が自立を支援 水谷朱里さん(26才)/小林尚希さん(35才)
妊娠と出産を考える
Case 07 援助交際や風俗の仕事 性感染症のリスクについて知ってほしい 古賀奈々さん(23才)
Case 08 男性同士の性行為でHIVに感染 治療を受けて新しい日常を生きる 津山琳さん(24才)
知っておきたい性感染症のリスク
Case 09 いじめのストレスでのめりこんだSNS 依存とトラブルを経て支援につながる 宮川翔さん(19才)
ネットやSNS利用に潜むリスク
Case 10 誰にも言えない セクシャルマイノリティーの苦悩を抱えて 戸塚拓哉さん(19才)
Case 11 発達障がいに気づかないまま トランスジェンダーの生きづらさを抱えて 鹿島夏海さん(26才)
LGBTQ+
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