内容説明
自然に抱かれ独りで逝くことも「あり」だ。爺捨て山を開拓し、ぼけの深まる母と過ごし考えた。38年介護に従事した著者の理想の老い方とは?個人の生死を超えた「いのち」の思想。可笑しみと滋味に満ちた、老いと死を寿ぐ希望の書。
目次
第一章 爺捨て山を開拓する(爺捨て山の掟;ひ弱な体補完計画;僕じやない、鋸が切る;ヒノキの骨;体一貫の時間;自然の循環への帰還)
第二章 母と僕(母の仕草をする父に似た体;ここでしていいの?;中間領域に着地する顔;タイミング合わせ;私の手放し;複数の時間を生きる;コラム 新しい代々)
第三章 うんこは人生と似ている(いいのが出ましたね;耄碌記念日;唯一無二の作品;僕じゃない、直腸が押し出す;コラム ニンニクとローズマリー)
第四章 老いゆく体を堪能する(自己治癒の快感;物と情報を減らす;失うことで得る世界;「おもなからだ」を取り戻す;ゾワゾワを信じる;コラム 無縁者たちの「静けさ」)
第五章 そういうふうに、僕は老いたい(老い方の先生たち;シンちゃんモデル;坊主を名乗らぬ坊さん;お父さんとお母さん;ぼけから寿がれる;ふたたび、爺捨て山にて)
著者等紹介
村瀬孝生[ムラセタカオ]
1964年、福岡県飯塚市出身。東北福祉大学を卒業後、特別養護老人ホームに生活指導員として勤務。1996年から「第2宅老所よりあい」所長を務める。現在、「宅老所よりあい」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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