内容説明
「自分のために作ってるんじゃないんよ。人にあげるために作っちょるんよ。」じいちゃんばあちゃんの言葉にひたすら耳を傾けた―。28歳で周防大島へ移住。初の子育て、田舎暮らし、養蜂業、そして「みつばちミュージアム」をつくるまで。13年間の生活を綴る。
目次
1(島の暮らしと極楽浄土;アロハ警察、山火事に遭う;Perfect Day;神様と船に酔う;猫のあんず;屁みたいな時間;ブラウン)
2(口下手なおじさん;匂いたいのに;右の手、左の手;ホセとおじさんと青年;はじまりの言葉;メメント森田さん;ペー君と茶碗)
3(ふたり旅;ソリアネーゼ;ワンダフルライフ;ベッラビータ)
著者等紹介
内田健太郎[ウチダケンタロウ]
1983年神奈川県生まれ。養蜂家。東日本大震災をきっかけに、周防大島に移住。ミシマ社が発行する生活者のための総合雑誌『ちゃぶ台』に、創刊時よりエッセイや聞き書きを寄稿している。2020年より、周防大島に暮らす人々への聞き書きとそこから考えたことを綴るプロジェクト「暮らしと浄土JODO&LIFE」を開始。2024年、みつばちミュージアム「MIKKE」をオープン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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コンチャン
10
著者が周防大島へ移住してから13年。そのきっかけから、今日に至るまでの出来事が丁寧に綴られています。田舎ならではの人付き合いや不便さなどもあるだろうけど、それ以上にそこでのふれあいが魅力的に描かれていて、いつか周防大島へ行ってみたいと思わされる内容でした。2024/10/26
gotomegu
4
クマノコブックスで購入。知らない村人のお葬式へあいさつに行き、つながりが作られる話からはじまる。周防大島で養蜂業をしている作者。地元のひと(ご老人)とのおつきあいなど苦労も多いと思うが、都会育ちなのに田舎暮らしできてるところがすごい。後半になるにしたがって文章がうまくなっていく成長ぶりもいい。2024/09/21
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