- ホーム
- > 和書
- > 趣味・生活
- > イラスト・カット
- > イラスト・カットその他
内容説明
東京の街や春夏秋冬を舞台に、さまざまな男女の日常を全50編の「イラスト&1ページ短編」で描いた「大人向け絵本」。上京してきたこと、社会人として働くこと、人間関係での痛みや喜び…東京に触れた人たちの身に覚えのある感情と風景を優しく描く。全編に日本の1980年代から2020年代の音楽のタイトルをイメージBGMとして掲載。全編英訳つき。
著者等紹介
satsuki[SATSUKI]
石川県出身。東京を拠点に活動し、書籍の表紙などを手がけるイラストレーター
月水花[ツキミズハナ]
千葉県出身。東京を拠点に編集・執筆の仕事の傍ら創作活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Karl Heintz Schneider
26
地方から上京してきた若者たちが東京に馴染もうとする様子を描いた短編集。東京で生まれ東京で育った私には窺い知れない心の内が描かれている。「私のおしゃれの目標は平日に表参道を歩いていそうな人。」えっ!そうなの?あのあたりはお墓参りの帰りによく通るけどそんなこと一度も意識したことがない。「土日にスタバで仕事や勉強している人とかを見ると気を抜くと東京に振り落とされちゃうと思う。」いやいや、考えすぎでしょ。逆に平日は遊んでるかもしれないし。東京にだっておしゃれじゃなくて土日は遊び惚けている人もいる(ボクのことです)2024/04/30
ふじ
11
今風のおしゃれなイラストに、いろんな街にまつわるショートストーリー。極めつけはテーマソングが設定されており、それを脳内でイメージしながら読むととてもセンスのいい読書体験ができる。映像化向き。読みながら、東京に出た時の、あのわくわくと不安と、まぜこぜの気持ちを思い出しました。ただ、東京から引き揚げた人間を揶揄するシーンがあり、あくまでノスタルジーでなく現役でがんばる上京者向けかな。なので、書店の地域や読者は少し選ぶ本かも。#NetGalleyJP2024/09/02
みー
6
「東京となかよくなりたくて」を読んで、東京とはなんて多面的なのだろうかと改めて思った。一口に東京と言っても、実に様々な表情を持つ。著者は、この複雑な都市の特色をうまく抽出している。その街と関わったことがある人であれば、思わず共感してしまうだろう。 #NetGalley2024/08/14
もちこ
6
東京で暮らす中で感じるモヤモヤのやり過ごし方や、街歩きの楽しみ方など、イラストと文章(日本語、英語)とイメージBGMが1セットになった、おしゃれな短編集。 50の文章に、それぞれ記載されたイメージBGMは、YouTube Musicでプレイリストとして公開されている。(でも曲がないのも結構あったので、私はAmazon Musicで検索して聴きました。) BGMを聴きながら文章を読むと、よりおしゃれな雰囲気に浸れるのでオススメ。 本棚に面差ししてあるだけでもおしゃれ。2023/12/20
三編 柚菜
5
ふらっと立ち寄ったお店やカフェで思いもかけず自分の好みに出逢うような、そうしたたくさんの可能性を秘めた大人向け絵本です。絵本といえど、本作の魅力は一つ一つの短編にソレにぴったりな音楽が付随していることです。シティポップから最新チャートまで。街中を歩いているとき、何気なく流していたプレイリストの曲がマッチすることがある。そうした瞬間、目の前の景色は全く別の色を持つことがありますよね。読みながら、何度も付箋を貼りたくなる篇がありました。私の好みは「謎の置き物」。satsuki氏のイラストも可愛らしいです✒️2023/12/02