戦争のかけらを集めて―遠ざかる兵士たちと私たちの歴史実践

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戦争のかけらを集めて―遠ざかる兵士たちと私たちの歴史実践

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784911029091
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0020

内容説明

やがてくる第二次世界大戦の体験者不在の時代に、私たちは、どうすれば過去とつながることができるのか―。世代交代が進む戦友会や史資料・メディアを通して、戦争に向き合う11人の研究者たちが、「断絶」に抗する術を探る。

目次

プロローグ あの戦争は「歴史」になったとしても
第1部 非体験者による存続の行方(戦後七〇年の軍艦金剛会―「追憶」のためのノート;不戦兵士の会―元兵士と市民による不戦運動の軌跡と次世代への継承;なぜ統合は困難なのか―戦友会の固有性と組織間のつながり;補章1 補 戦友会研究への招待―非体験者が参加する戦友会という謎)
第2部 元兵士をめぐるまなざしの交錯(なぜ憲兵の体験や記憶は忘却されたか―未発に終わった全国憲友会連合会の「引き継ぎ」から;攻囲される日本郷友連盟―公文書から国家の認識に迫る;未来出征軍人会―第二次世界大戦前夜におけるアメリカ在郷軍人会と大学生;自衛隊体験の使い道―自衛隊退職者が書いた書籍の分析から;補章2 兵士の史料への招待―捨てる/拾うの位相から)
第3部 残された言葉との対話(書かれたものをとおして戦争体験者とつながるには;陸軍士官学校からエリートビジネスマンへ―ある六十期生の「陸士経験」と戦後;歴史への謙虚さ―非体験者による歴史実践の可能性;「わだつみ」という“環礁”への航路―ミュージアム来館者調査から )
エピローグ 環礁の屑拾い「未定の遺産」化の可能性

著者等紹介

清水亮[シミズリョウ]
1991年、東京都新宿区生まれ。慶應義塾大学環境情報学部専任講師。主な著作に、『「予科練」戦友会の社会学―戦争の記憶のかたち』(新曜社、2022年、日本社会学会奨励賞受賞)などがある

白岩伸也[シライワシンヤ]
1990年、静岡県静岡市生まれ。北海道教育大学旭川校准教授。主な著作に、「戦死をめぐる記憶と教育の歴史―予科練之碑設立の経緯と背景を中心に」(『教育学研究』89巻2号、2022年、日本教育学会奨励賞受賞)などがある

角田燎[ツノダリョウ]
1993年、東京都東久留米市生まれ。立命館大学立命館アジア・日本研究機構専門研究員

塚原真梨佳[ツカハラマリカ]
1992年、佐賀県生まれ、沖縄県育ち、立命館大学立命館アジア・日本研究機構専門研究員

遠藤美幸[エンドウミユキ]
1963年、秋田県生まれ、神田外語大学・埼玉大学兼任講師。イギリス近現代史、ビルマ戦史研究者。不戦兵士を語り継ぐ会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Toska

14
やがて来る戦争経験者ゼロ時代を見据え、我々にはどのような歴史実践が可能か、という問題意識の下に編まれた論文集(というよりやや軽めのエッセイ的なものも多く読みやすい)。3人の編者は全て90年代生まれの若手研究者である。テーマとしては戦友会や遺族会関連がメイン。時の流れには抗えず、当初のメンバーが退場していく中で、これらの組織に蓄積されたものはどう継承され、または消え去ったのか。従来型のバトンリレー方式とは異なる歴史との向き合い方の提唱。色々と考えさせられる。2025/09/08

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