内容説明
「近接システム」が新たな経済を生み出す。私たちはコロナ禍から何を学んだのか?地域、ケア、コミュニティ、デジタル、経済、デザインの世界を変える…イタリア発ソーシャルイノベーションの第一人者が説く都市デザイン論。日本版にのみ考えのヒントとなる日本語版解説、日本の事例を追加収録!
目次
第1章 近接とは何か?
第2章 近接の都市
第3章 ケアする都市
第4章 近づけるためのデザイン
付録1 目の前に近づいている未来、近接の都市とデジタルプラットフォーム
付録2 日本語版解説と日本での事例
著者等紹介
マンズィーニ,エツォイ[マンズィーニ,エツォイ] [Manzini,Ezio]
イタリアのデザイン研究者であり、ソーシャルイノベーションとサステナビリティのためのデザインに関するリーダー。現在、ミラノ工科大学名誉教授、同済大学(上海)及び江南大学(無錫)客員教授。イノベーションとサスティナビリティのためのデザインに関する国際ネットワークであるDESISの創設者。これまでに、エリサバデザインスクールアンドエンジニアリング(バルセロナ)やロンドン芸術大学(ロンドン)など世界各地の大学で教えていた
パイス,イヴァナ[パイス,イヴァナ]
ミラノにあるサクロ・クオーレ・カットリカ大学経済社会学教授。研究テーマはプラットフォーム経済とデジタル・レイバー。社会的インパクトのある変化・発展について分野横断的な研究を行う学内リサーチセンター・TRAILabの所長や国際的な社会学誌『Sociologica』の共同編集長を務める
安西洋之[アンザイヒロユキ]
モバイルクルーズ(株)代表取締役。De‐Tales Ltd.ディレクター。東京とミラノを拠点とするビジネス+文化のデザイナー。欧州とアジアの企業間提携の提案、商品企画や販売戦略等に多数参画してきた。同時にデザイン分野や地域文化との関わりも深く、ユーザビリティやローカリゼーション、意味のイノベーションの啓蒙活動、ラグジュアリー領域のイノベーション等に関与
本條晴一郎[ホンジョウセイイチロウ]
静岡大学学術院工学領域事業開発マネジメント系列准教授。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻および法政大学大学院経営学研究科経営学専攻修了。博士(学術)および博士(経営学)。学術振興会特別研究員、東京大学東洋文化研究所特任研究員、NTTドコモモバイル社会研究所副主任研究員等を経て現職。力学系理論、複雑系科学、脱植民地化の研究を経て、現在は市場創造としてのソーシャルイノベーションおよびブランディング等の経営学的対象を、サイバネティクスを中心とした学際的な観点から研究
森一貴[モリカズタカ]
参加型デザイナー、プロジェクトマネージャー。フィンランド・アールト大学デザイン修士課程修了。山形県生まれ。東京大学教養学部卒業。コンサルティング会社勤務を経て福井県鯖江市へ移住し、越前鯖江の産業観光イベント「RENEW」や「ゆるい移住」など、持続可能な地域を目指すプロジェクトの企画・実施に携わる。また、福井県や鯖江市、エスポー市とのサービスデザインプロジェクトを実施。関心領域として、わからなさのなかで「ともにする」ことのデザインを探索している。RENEW元事務局長。シェアハウスの家主。受賞歴として令和2年度国土交通省「地域づくり表影」最高賞国土交通大臣賞(地域づくり部門)など
澤谷由里子[サワタニユリコ]
名古屋商科大学ビジネススクール教授、Design for All(株)共同創業者&CEO。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)
山〓和彦[ヤマザキカズヒコ]
(株)Xデザイン研究所共同創業者/CD〇、Smile Experience Design Studio代表
山縣正幸[ヤマガタマサユキ]
近畿大学経営学部教授。関西学院大学大学院商学研究科博士課程後期課程単位取得退学。博士(商学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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