内容説明
一貫した〈労働過程論の視角〉と〈不等量変換アプローチ〉で展開するマルクス派支配労働価値説の最新版!投下労働と支配労働の概念をはじめ、貨幣の必要性、労働価値、生産価格・転形問題、生産的労働と非生産的労働、結合生産、固定生産手段、絶対地代、国際価値、市場外労働(非実現商品の投下労働・家庭内労働・公務労働・ボランティア労働)、エコロジー、史的唯物論、高度社会主義体制への移行などを網羅。
目次
第1章 マルクス派経済学の価格理論
第2章 貨幣の必然性論の諸類型
第3章 労働価値概念の基本性格
第4章 異種労働の抽象的労働への還元
第5章 結合生産商品の労働価値規定
第6章 労働価値体系の生産価格体系への転形
第7章 転形問題論争の系譜と展望
第8章 生産的労働論争と労働価値論
第9章 諸搾取率の概念とその意義
第10章 労働価値論の国際的適用
第11章 市場外労働と労働価値論
第12章 エコロジーと労働価値論
付論1 労働価値論における固定生産手段
付論2 史的唯物論の構造と現代
付論3 労働価値論の諸研究
著者等紹介
和田豊[ワダユタカ]
1957年石川県金沢市に生まれる。2019年岡山大学経済学部教授退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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