内容説明
「圧縮。要約。何もかもがたちまち結末を迎える」「古典は2分で読める読書コラムの長さにまで切り詰められる」「テレビは…何を考えるべきか、人に教えてくれる」まるで現代の効率化社会を予見していたように、70年前にそう記した作家の慧眼。共通項は「ものを考える」必要がないことだ。そんな思考能力を奪われた社会は本当に幸せなのか。オーウェル『1984』と並ぶディストピア小説の傑作が、ブラッドベリ自らの監修を経て漫画化、新たなる息吹を与えられて蘇る!!
著者等紹介
ブラッドベリ,レイ[ブラッドベリ,レイ] [Bradbury,Ray]
1920年、アメリカ・イリノイ州生まれ。ミステリ、SF、ホラー、ファンタジーを数多く手がけ、20世紀のアメリカ小説界で屈指の人気を誇った。長篇小説、短篇小説、戯曲、詩、映画やテレビの脚本など多彩な分野で活躍、テレビ化や映画化された作品も多い。代表作に、長篇の『華氏451度』や『何かが道をやってくる』、連作短篇集の『火星年代記』などがある。また1940年代に最初の作品を発表して以来、数々の賞を受けてきた。ピュリッツァー賞理事会から「多くの作品を持つ影響力の大きいSFおよびファンタジー作家としての比類のない卓越した業績」が表彰され、そのほかに、国民芸術勲章、世界幻想文学大賞、アメリカSFファンタジー作家協会のグランド・マスター賞、エミー賞なども受けている。2012年、91歳で死去
ハミルトン,ティム[ハミルトン,ティム] [Hamilton,Tim]
1966年生まれ。90年代に「DCコミックス」「ダーク・ホース」など数多くのコミック誌で活躍
宮脇孝雄[ミヤワキタカオ]
1954年、高知県生まれ。早稲田大学政経学部在学中に「ワセダミステリクラブ」に参加し、翻訳活動を始める。また翻訳に関するエッセイや料理、英米文学・ミステリに関するエッセイ、評論も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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本詠み人
とある内科医
猫路(ねころ)
ルート
おさと