著者等紹介
はしもとみお[ハシモトミオ]
彫刻家。三重県の古い民家にアトリエを構え、動物たちのそのままの姿を木彫りにする。材料はクスノキ。この世界に生きている、または生きていた動物たちをモデルにし、その子にもう一度出逢えるような彫刻を目指している。全国各地の美術館で個展を開催中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
64
ハチわれ猫の神様はミノムシ。 自然に色々なことを教えてくれる。 しっとりとした絵本 作者は動物彫刻家。2022/12/21
こまり
25
はしもとみおさんの木彫り動物の小さなイベントで購入した絵本。主人公の木彫りのトムくんも見てきた。珍しく縦開きになっていて、この構図だからこの縦長の形がしっくりくるんだなぁと思う。絵はもちろん素晴らしいし、全ページの言葉が何とも言えず、深く心に沁みる。神様の涙、猫の涙に胸が詰まった…でも悲しいだけではなくいろんな命がさり気なく繋がっているところがとても心地よい。あとがきを読んで、阪神・淡路大震災を体験された事を知った。買ってきて良かった本。2024/07/28
大粒まろん
23
はしもとみお氏。兵庫県生まれ。2004年、東京造形大学 卒業制作展ZOKEI賞受賞 2005年東京造形大学美術学科彫刻専攻卒業。2008年、タリーズピクチャーブックアワード絵本「神様のないた日」お客様賞受賞。2014年、ベストデビュタント賞受賞。第35回新聞広告賞新聞社企画部門受賞。「神様のないた日」を加筆修正したのが、この作品。猫の描写が非常に愛らしいフォルム。阪神淡路大震災を経験した著者だからこそ描けた作品。最後の涙が温かい。2023/08/23
キキ
16
ずいぶん前に、ペットロスの特集記事で知った本。今回、初めて手にしてみた。今の自分にはピンとこなくて、どんどん読み流して進んだら、なんとなんと、最後の1ページで突然の涙腺崩壊😭😭😭もう、大号泣した名著です!!これは、ペットを亡くした人だけでなく、大切な「誰か」や、大切な「何か」を失くした人にも共感できると思います。ペットロスの悲しみを和らげたい時ではなく、失くしたものを想って思い切り泣きたい時にオススメの本です。2024/11/05
退院した雨巫女。
13
《本屋》亡くなったみいとれおと同じ柄の猫の絵本。見ていたら、やっぱり和む。 2024/07/29