内容説明
天正15年一連の国衆一揆を描いた『氷筍』『氷涛』『氷瀑』の三部作完結。戦国時代末期に肥後国で起きた国衆一揆の背景をたどる。新国主に与えた秀吉の五ケ条の御誓書が五二人衆の一揆へ。
目次
第一章(和仁親実とはどんな人;辺春氏とはどんな人;田中城概要;なぜ肥後国衆一揆は起きたのか;和仁一族と田中城;辺春能登守親行について;坂本城)
第二章(田中城の守りと籠城;坂本城から田中城へ援軍;和仁一族と辺春親行の合流;敵手側の攻めの布陣か)
第三章(合戦前の敵手陣営;軍師安国寺恵瓊の謀反作戦;安国寺からの最後の矢文が届いた;田中城の落城)
第四章(田中城主和仁親実の参戦;国主佐々成政の怒り;守山城から田中城の落城まで;落城後の辺春氏と三兄弟の終焉)
資料編
著者等紹介
冨田巌[トミタイワオ]
全国日豪協会連合会理事。熊本日豪協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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