内容説明
戦国の嵐のなか、毛利元就に誅滅された安芸国の井上党…。だが一族は滅びず。壬生神社を守り、のちに宮崎八幡宮大宮司家の井上治部、儒者の瀧鶴台、奇兵隊総督の瀧弥太郎、そして明治日本を牽引した初代外務大臣・井上馨を輩出した。その子孫が、戦後に古代史学者で名を馳せた井上光貞だった。同族の萩・椿八幡宮の青山家からは、靖国神社初代宮司・青山清が誕生した。安芸国と長州の連続性の中で、時代を越えて息づく系譜を鳥瞰する資料集。戦国から近現代へ―過去の記憶が織りなす抒情譜が、いま明かされる。
目次
壬生神社の風景
井上氏系図(井上氏系図;高田郡土師村宮司由緒之事(土師青山家蔵)
『高田郡史』の井上氏
『陰徳太平記』―毛利元就、井上一党を誅する事
「毛利元就座備図」の井上元兼
『辛未紀行』の不自然な系図
鈴木理恵著『近世近代移行期の地域文化人』より)
井上馨の巻(井上馨の系譜;没後百年―歴史の血脈の集い;PHOTOGRAPH 井上家取材と100回忌;明治維新150年 井上馨関係文化事業;興津別荘;古代史学の権威 井上光貞;世外という生き方;井上馨と「八家申合條款」)
宮崎八幡宮と瀧鶴台の巻(宮崎八幡宮の断絶;毛利家の鞭;井上治部父子の災難;就守(井上治部)と守次(勘解由/瀧養正)父子の足跡
瀧鶴台の墓
反骨の儒者
奇兵隊総督・瀧弥太郎)
青山清の巻(奇兵隊と青山清;萩と青山左近(元親)
咽声忠左衛門の謎
青山清の維新革命
「日の丸」VS「錦旗」
〈主要参考文献〉
関係略年表)
著者等紹介
堀雅昭[ホリマサアキ]
昭和37年(1962)生まれ。作家、編集者。令和4年(2022)8月に地方開拓型のUBE出版を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



