出版社内容情報
「これは息子への手紙であるとともに、
私の遺書である」
すべて実話! 『泣くな研修医』著者が語る
「いのちの現場」でつかみとった <人生のステージ>を超える鍵
人生にはさまざまなステージがあります。
どうしても行きたい志望校に行けず苦しむ数年間、
置かれた場所にまったく馴染むことができず悶える日々。
親や兄弟などの家族が命を落としたり、大切な友人を失ったりして呆然とする季節。
越えられそうにない壁に当たるとき、
誰もがみな、こんな段階を経て大人になっていきます。
ひとつのステージを終えて次のところに行く、
その間には必ず扉のようなものがあります。
そういった苦しいステージから次のステージへと進むための
「人生の鍵」について、この本ではていねいに記しました。
**
本書は、ベストセラー小説『泣くな研修医』の作者であり、
現役外科医として日々メスを握り続ける著者が、異色なキャリアを振りかえり、
自身の「何者でもない時代」ーー二十歳で失意のなか鹿児島に渡って、医学生を過ごし、
医師となり東京の病院に勤め、やむにやまれず福島県に赴任した時代までーー
の失敗からつかみ取った「人生の扉をひらく鍵」について明かします。
人間関係や将来の進路に悩む中高生、社会の荒波に溺れそうな大学生、
そして、そういったお子さんを持つすべての親御さんに読んでもらいたい
「何者でもない自分が強力な味方に変わる」珠玉の1冊です。
*鹿児島県の新聞である南日本新聞の人気連載「朝の文箱」を大幅加筆。
「ベスト・エッセイ2023」(日本文芸家協会編、光村図書)選出(「間違えてはいけない問題」)を収録。
内容説明
苦しいときに読みなさい。ベストセラー医療小説『泣くな研修医』著者による魂のエッセイ。現役外科医が“命の現場”で見いだした後悔のない生き方。
目次
第1幕 「何者でもない」君へ―医学生の苦悩(やりたいことは見つかったかい?;自分の「努力のおかげ」なんて思うな ほか)
第2幕 飛躍をめざすのなら―医師国家試験への挑戦(君はなぜ働くのか―天職と出会う唯一の方法;人の気持ちを考えるとはどういうことか―仙人医師の教え ほか)
第3幕 つまずきを乗り越える―研修医の葛藤(2種類の努力と、幸運を連れてくるもの―医者の就活;24時間、仕事漬けの職場で ほか)
第4幕 人生の扉を開く鍵―新人外科医の成長(上司との軋轢―キャリアを妨害されたら?;その話は伝わっているか―チーム医療で動く ほか)
著者等紹介
中山祐次郎[ナカヤマユウジロウ]
外科医、作家。1980年神奈川県生まれ。聖光学院中学・高等学校を卒業後、二年間の代々木ゼミナール横浜校での浪人生活を経て、鹿児島大学医学部医学科に入学。卒業後、がん・感染症センター都立駒込病院外科初期・後期研修を修了、同院大腸外科医師として勤務。2017年2月から福島県高野病院院長、2017年4月から福島県の総合南東北病院外科医長。2018年4月、京都大学大学院医学研究科で優秀賞を受賞し公衆衛生学修士。2021年10月より神奈川県茅ヶ崎市の湘南東部総合病院外科に勤務。2023年、福島県立医科大学で医学博士。専門は大腸がんや鼠経ヘルニアの手術、治療、外科教育、感染管理など。資格は外科専門医、消化器外科専門医、がん治療認定医、内視鏡外科技術認定医、臨床研修指導医、感染管理医師、ロボット外科学会認定RoboDoc(国内B級)、ロボット手術プロクタ一(指導者資格)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くれよん
読書は人生を明るく照らす灯り
まるぷー
kitten
Sato
-
- 電子書籍
- 現代の最強兵士、異世界ダンジョンを攻略…