内容説明
2016年熊本地震、2018年北海道胆振東部地震、2024年能登半島地震…。東日本大震災以降、なぜ大地震は南海トラフ以外の地域で起きるのか。「熱移送説」で地震発生のメカニズムを説き明かす。
目次
第1章 プレート説は「現代の天動説」(プレート説とは何か;米ソの冷戦中に誕生したプレート説 ほか)
第2章 日本地震学の「黒歴史」(東日本大震災後の地震学者の反省;地震学者と地質学者 ほか)
第3章 地下の「熱移送」が地震を引き起こす(松代群発地震;地震の謎に迫った松澤チーム ほか)
第4章 日本の防災対策を抜本的に見直せ(プレート説に依拠した地震予知;予知研究を行っているのは日本だけ ほか)
著者等紹介
角田史雄[ツノダフミオ]
1942年群馬県生まれ。埼玉大学名誉教授。1973年、理学博士号取得。1982年、埼玉大学教養部教授。1995年、埼玉大学工学部教授。2006年、埼玉大学理工学研究科教授。2008年より現職。埼玉県大規模地震被害想定委員、埼玉県環境科学国際センター研究審査委員などを歴任
藤和彦[フジカズヒコ]
元内閣官房内閣情報分析官。1960年、愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。エネルギー政策などの分野に携わる。1998年、石油公団へ出向(備蓄計画課長、総務課長)。2003年、内閣官房出向、内閣情報調査室内閣参事官及び内閣情報分析官(グローバルシステム担当)。2011年、公益財団法人世界平和研究所(中曽根研究所)出向、主任研究員。2016年から独立行政法人経済産業研究所上席研究員。2021年から同コンサルティングフェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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