内容説明
介護は正解が見えない、介護はやらされ感満載…。だからこそ、ネガティブ・ケイパビリティ(負の事態に耐える力)が高まる!ジョブ・クラフティングでやりがいを発見できる!介護版人生会議(ACP)で心配知らずの介護に!
目次
第1章 介護は「他人事」ではなく「自分事」―介護をジョブ・クラフティングする
第2章 介護との「正しい距離感」を考える―できることを奪わない、見守ることも立派な介護
第3章 介護版「人生会議(ACP)」のすすめ―納得のいく介護と人生完成のために
第4章 介護は自分を成長させるチャンス―介護で身に付く一〇の能力
第5章 介護は要介護者と介護者との共同プロデュース―介護の犠牲者にならず、人生一〇〇年時代を生き抜くために
あとがきにかえて―母の歌声が教えてくれたこと
著者等紹介
飯野三紀子[イイノミキコ]
(社)介護離職防止対策促進機構理事。ココロとカラダのケアラボ主宰。企業の人事部を経て、人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして従事。2000年に叔母、叔父、母などの介護が次々始まり5人の介護と4人の看取りを経験。介護離職を機に独立し、現在も要介護4の母を介護しながら、働く人の「心の健康」と「キャリアや介護と仕事の両立」支援を行なっている。ウェルリンク(株)にて「介護とこころの相談室」を立ち上げ相談に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
2
介護は短期間に終わるものではないため、最初の気持ちをずっと持ち続けるのは難しい。自分の大切な親だからこそできる限りのことをしたい、という考えは自然なものではあるが、それを長期間続けた結果自分自身が壊れてしまうということもあり得る。そうならないようにするためにも、頼るべきところは頼ることも大事になってくる。自分にとっては初めてでも、経験を積んだ人は周りにいるので相談することも大切である。2023/09/25
kaz
1
介護、終末期医療等に対する心構え、向き合い方をわかりやすく解説。主張そのものは、類書でも見かけるオーソドックスな内容。図書館の内容紹介は『人生100年時代は、「介護をする可能性」も「介護をされる可能性」も高くなる。後悔を残さない介護の在り方や、どうすれば介護を自分らしく生きていくための成長のチャンスにしていけるのかを考える』。 2023/07/08