内容説明
なにもない村でユズに命を懸けた男がおりました。高知新聞連載待望の書籍化!!「村を作りかえたごっくん男」
目次
人生は引き算だ
合併必至の農協が…
山にテレビがあった
毎日毎日投げられて
高校で最初の挫折
夜逃げを考えた
室戸の浜で大ゲンカ
「つのころ」の青春
農協の採用に落ちた
郵便局と貯金争奪戦
復活初代の青年団長
「イモリでも飼え」
村長を前に爆弾発言
肌で感じた林業衰退
学名にも「ユノス」
師匠は伝説の指導員
農協やめて俺がやる
僕が日本一にする!
神戸でコツをつかむ
24時間戦えますよ〔ほか〕
著者等紹介
依光隆明[ヨリミツタカアキ]
1957年高知市生まれ。1981年高知新聞に入り、2001年高知県庁の不正融資を暴く「県闇融資報道」取材班代表として日本新聞協会賞を受賞。社会部長を経て2008年朝日新聞に移り、特別報道部長など。2012年福島第一原発事故に焦点を当てた連載企画「プロメテウスの罠」の取材班代表で再び日本新聞協会賞を受賞。共著に『黒い陽炎―県闇融資究明の記録』(高知新聞社)、『プロメテウスの罠』(学研パブリッシング)、『「知」の挑戦本と新聞の大学1』(集英社新書)、『レクチャー現代ジャーナリズム』(早稲田大学出版部)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gontoshi
2
同じような時代を生きて来たので時代の流れを感じます。商品開発、マーケティング、販売と色々な要素が有りますね。エンドユーザーに目を向けて来なかった農協の問題点の指摘が印象に残りました。2025/05/31
みんな本や雑誌が大好き!?
0
高知県の東部の山中にある人口一万足らずの「馬路村」。土地柄、営林で栄えた田舎ですが、徐々に衰退。そこで生まれ育った東谷さん。地元故郷の衰弱を目にして一念発起。ゆず作りに励み、ヒット商品「ごっくん馬路村」(はちみつ入りゆず飲料)を開発。全国展開するまでの四苦八苦の苦労話も出てきます。高知新聞に連載されていたので、文中には「土佐弁」がぎょうさん出てきます。英語ができない人が英語の本を読むと苦労するように、「土佐弁」に慣れていない人が本書を読むと、ちょっと苦労するかもしれません。でも、なんとか読解できるのでは?2024/10/24
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