人生相談を哲学する

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  • サイズ 46判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784910790008
  • NDC分類 159
  • Cコード C0010

内容説明

生きる意味とは何か?人間関係の悩み、将来の不安、コンプレックス…。その場しのぎの“処方箋”から全力で遠ざかる。哲学者が体験と知識を総動員し、燃えつきる寸前まで思索した哲学エッセイ。

目次

第1部(人を喜ばせる努力ばかりするのはもう嫌です。;友だちから「いい人であることをアピールしたいんだろ」と言われてボランティアをやめました。他人への優しさも利己的なものだと思うようになりました。;私は自分にコンプレックスを持っています。人と出会いたいのに人とかかわることが怖いです。「自分を愛さなければ、人から愛されない」という言葉に吐き気を感じます。どうすれば自分を好きになれるのでしょうか。 ほか)
第2部(私は哲学が好きですが、哲学者の肩書きに定義はあるのでしょうか。哲学者の苦悩や喜びはどんなものでしょう?;小説家を目指して出版社の文学賞に応募するつもりですが、「書くことが苦しい」です。イメージする言葉にたどりつけません。でも書きたいのです。;たくさんのことに興味があり、将来の夢は広がるのですが、大学受験が近づいてきて具体的な進路が決まりません。このままでは無意味な人生を送りそうで怖いです。 ほか)
第3部(私は反抗期がありませんでした。両親とぶつかる経験がなかったので、いまでも自己主張ができません。ですが、飲み込んできた不満がだんだんと抑えられなくなりました。いまから成長過程をやり直すことはできるでしょうか?;サラリーマン生活になじめず、退職して警備員をしています。自己実現できる仕事をしたいのですが、現実はぜんぜん違います。生活のためだけに働くのは、努力が空回りして、本当につらいです。;大切な同性の友人と金銭感覚が合いません。私は裕福な家庭ではないのに、友人はまた新しいブランド品を持っているのかと思うと怒りに似た感情が湧いてきます。 ほか)

著者等紹介

森岡正博[モリオカマサヒロ]
1958年高知県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。大阪府立大学にて、博士(人間科学)。東京大学、国際日本文化研究センター、大阪府立大学現代システム科学域を経て、早稲田大学人間科学部教授。哲学、倫理学、生命学を中心に、学術書からエッセイまで幅広い執筆活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

18
10〜20代の若者や「生きる意味とは何か?」「人生を良く生きるとはどういうことか」に悩んでいるひとにオススメしたい。朝日新聞の「悩みのレッスン(のちに生きるレッスン)」に寄せられた人生相談に回答をしていた著者。その質問と回答を、著者がふたたび読み返し、その人生相談に潜んでいる哲学的な問いを深め、以前の回答を補強したり新しい回答をつけ加えたりして一冊にまとめた本。新聞の人生相談では、その回答になんだかスッキリしないものを感じることが多い。本書では、回答に至るまでのプロセスがちゃんとわかるのでよかった。2022/12/11

タカナとダイアローグ

9
貰い本。哲学者に人生相談してみると問いが分解されたり、背景が浮かんできたり、ずらしてみたりして楽になったりならなかったり。相談したくなる相手っていう前提があるけど、自分の経験や理解から発するしかなく、置かれた環境の違いや言語化できない関係すべてに配慮することは不可能だから、切り取った一つを解答してみる。対面して言葉を交わしあうとまた別の切り口になるのだろうけど、新聞っていうパブリックな媒体で多くの人に普遍的な問いへの向かい方を示せるのは哲学者ならではだと思う。独善的なコメントを配慮深く避けている印象。2023/03/26

ねこっち

4
積読本。やっと〜。読者からの悩みはよくあるものばかりでどう返答していくのか…!!と期待したが結局どれもうーんでした。言い返したくなる、反論したくなる回答が多くこれも哲学か?なんて思ったり。私はもやもやと小さなイライラの粒が多々残りました。2024/05/20

𝐂𝐄𝐋𝐄𝐒𝐓𝐈𝐍𝐄

1
著者の他の本と比べると、全然切れ味が足りない、、!2025/05/10

いかすみ

1
著者はまず新聞に掲載された若者からの人生相談へ回答し、次にその人生相談への回答を哲学的に掘り下げていく。上から目線の回答ではなく、著者の経験から紡がれる二段階の回答は深く、温かみがある。著者によれば、哲学とは生存や生死の問題を既存の価値観から離れて根本的に考えることだそうだ。そう言った意味で、この本の人生相談に対する回答は、相談者の悩みをきっかけに著者自身の人生を反省的に捉えることでもある。悩みは人それぞれだけど、この本を読んで元気をもらった気がした。2024/02/18

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